同じ俳優陣で12年間撮影し続けるという驚異的な作品。つまらんビッグダディ的なことなんかなと思いきや(もちろんアダムサンドラーの方ではなく)最初からいきなり鷲掴み。でも実際ほんまに特殊な人生ではなく、誰にでもあるような人生を切り取った作品。なのにここまで惹きつけるのは、やはり観る人1人1人がそれぞれの人生をもっていて色んなことを考えさせられながら観るからなのか。素晴らしい試みと、それに見合った完成度に拍手。
気付かん間に声変わりしてたり体つきが変わっていたり、両親は老け込んでいったり。人生はあっという間で体感スピードほんまにこの映画くらい。やからこそ母の言葉がめちゃリアルで重みと説得力を持っている。
"You know what's next? It's my fucking funeral!"
