れんれん

6才のボクが、大人になるまで。のれんれんのレビュー・感想・評価

2.0
主人公役の少年の成長を追って、役者を変えず、10年以上にわたって撮った労作。

労作はわかるが、長すぎる。

もっとも見えてこないのが母親で、キャリア志向というか金を稼ぐために大学で教える側になり、アル中の再婚相手にDVを受け、そこから必死に逃げたというのに、似たような男を選んで子どもは再び苦労苦労。男がいないとダメな人。

といった設定で、母と息子について掘り下げると思いきや、単に講義のための勉強をしているだけ。まあ、だからこそ、主人公が、リアルに「反応の薄い子」として際立つのかも。
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