Ryoko

6才のボクが、大人になるまで。のRyokoのレビュー・感想・評価

4.0
同じ役者を使い、12年もの歳月をかけて撮影されたということだけでも賞賛に値する映画です。
6歳の少年が独り立ちするまでの様子を淡々と描いているように見えるけど、登場人物たちの会話や時事ネタで時の流れや環境の変化をきちんと理解させてくれる。ビフォアシリーズ同様、会話だけでも全く飽きないから不思議。編集、脚本が秀逸。
自分は親ではありませんが、子供の成長の様子をすぐそばで見て、子育てを追体験したような感覚で、何だか新鮮でした。特別なことをしてあげなくてもふだんの触れ合いや会話がとても大切。子供は日々いろんな経験をしながら自然と自立していく力を持っている。人間てすごいな。子供がいる人が見たらとても楽しめると思う。
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