松原慶太

おもちゃ 虐げられる女たちの松原慶太のレビュー・感想・評価

2.6
芸能界の闇の部分「枕接待」をめぐる法廷劇。業界のタブーをあばくといった意気は良しとしたいし、製作者側もずいぶんと勇気がいったことだろうと思う。ただ、いかんせん映画としてあまりにも芸がない。
過去にレイプされたトラウマを持つ女性検事、ひとくせもふたくせもありそうなフリーの芸能ジャーナリスト、などなど、なにかやらかしてくれそうな主人公たちが出てくるものの、とくにこれといった展開もなく、意外性もカタルシスもない判決がアッサリ出て終わり。もうちょっと、どうにかならなかったのかなぁ。
松原慶太

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