Yucky1018

ハッピーエンドが書けるまでのYucky1018のレビュー・感想・評価

4.0
小説家の父と離婚した母、小説家を目指しながらも愛を信じられずにいる娘と自分に自信を持てない息子、重病を患った母を持つ彼氏、ドラッグ中毒の彼女。
そんな彼らが紡ぐ物語は全くもって特別なものではなく誰が見ても普遍的なものであり、人生の中に「当たり前」にある挫折や希望を描いたものだった。

タイトルの「ハッピーエンドが書けるまで」というのは主人公である小説家の一家の事ではなく、登場人物全てが希望を持って生きていこうとしている前向きな姿勢を例えたものなんだなと思った。

「人生は上手くいかない時があって当然なんだから焦らずに自分らしく生きればいいんだよ」

何だかそんなメッセージを受け取ったような、とても心温まる素敵な映画だった。
Yucky1018

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