Emma

ハッピーエンドが書けるまでのEmmaのレビュー・感想・評価

3.5
そっか、人を心底好きになるのは、すごく怖いことでもあるんだよなぁ、と思い出す一本。


良い意味で本当にサラッとした作品です。でも、間違いなく良作です。

離婚とか、両親の浮気とか、性に対して交わされるオ ープンな会話を側から見てると、This is America!って感じ=͟͟͞͞(๑º ロ º๑)でもそれがとても心地よいです。この家族、みんなこじらせてるけど、ある意味みんな、感情に素直に生きてて。好きです。

リリーコリンズが可愛いのはもちろんだけど、弟役のナットウルフくん。🔩←これはナット。

彼がとてもいい味を出してるんだよね。ケイトへの純粋な想いとか、中盤で描かれる胸の痛くなるあのシーンも、ナット君の演技が素晴らしくて、心が痛くて思わずもらい泣きですよ。

作家家族の設定というだけあって、劇中には本がたくさん出てきますが、芸が細かいんです。父親に、彼氏のルーとはどうなった?と聞かれた主人公のサムが、「ルーって誰?」と強がって聞き返すシーン。言葉ではそう言いながらも手にとって読んでるのはそのルーが好きだと前半のシーンで語っていた漫画だったり。

登場人物たちの手元にある書籍にも注目です。
Emma

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