ねまる

パディントンのねまるのレビュー・感想・評価

パディントン(2014年製作の映画)
3.9
子供向けでありながらも、
大人もターゲットにしていて、
かといって深いテーマを内包させるのではなく、
老若男女が誰でも好きな、楽しさとあったかさをもった作品。

私ももちろん好き。
パディントンを、クマとして扱いつつも、クマであることを否定しないことを一環しているところなど、
表面は子供向けだからこそ、細かな工夫がされている本作は安心出来る。

ペルーからやってきた喋るクマ・パディントンがロンドンとブラウン一家に巻き起こす騒動のドタバタコメディが楽しく、
そこにまた明らかに悪者なニコール・キッドマンの登場、有名映画のオマージュなどゲラゲラ。
誰でも笑える愛おしいコメディ。

海外に行けない今は、
ちょっとだけロンドン観光気分になれました。街並みも、ブラウン家の内装もみんな素敵!あんなおうちに住みたい!

ブラウン一家のパパは、
『ダウントン・アビー』の伯爵こと、ヒュー・ボネヴィル
家族に石頭と言われながらも、色々(笑)奮闘する姿がなんとも可愛らしい。この世界観にベストな配役。
しばらく経ったら、彼の女装のことしか記憶に残らないかもしれない…笑笑

ママはサリー・ホーキンス。
コメディにこそ実力派が揃うもの。変わり者で、喜怒哀楽の豊かなママが良いよね。

それから、パディントンはベン・ウィショーが声を当ててるんだって!!
ベン・ウィショーの多才さに驚く。

ヒュー・グラント出演の2作目も楽しみ〜!!
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