こうよう

パディントンのこうようのレビュー・感想・評価

パディントン(2014年製作の映画)
4.3
想像を遥かに超えるクオリティーにとても驚きました。

シンプルでベタでありながら、必要な要素だけを集結させた無駄のない素晴らしい脚本とクマの毛並みの質感やパディントンが生まれ育った森の美しさ、ロンドンの街並みや色彩豊かなで心が踊るような楽しさがあるブラウン家など、ストーリーだけではなく、視覚的にも充分楽しめる作品です。

コメディー色が強めかと思いきや、家族ドラマとしてしっかりしているところがこの作品のいいところです。特に物語の核となるニコール・キッドマン演じる悪役の「なぜパディントンを狙うのか?」の動機については、それについての描写はそこまでないものの、上手な設定を使っているので、納得しながらストーリーに集中できます。

クライマックスもとても素晴らしかったです。様々な小道具やブラウン家の家族のそれぞれの個性や特技がしっかり問題解決のために活躍しており、ここでそれを使うのか?の驚きや楽しさを存分に味わうことができます。最後のあっさりとした結末も個人的には大好きです。(悪役の気持ちを考えると…)

とんでもない設定なのに、 違和感なく王道の家族ムービーに してしまう作り手の上手さに感動してしまう作品です。(映画自体も感動できます!)