samurai_kung_fu

パディントンのsamurai_kung_fuのレビュー・感想・評価

パディントン(2014年製作の映画)
4.0
ペルーのジャングルに住む、高い知能を持つ特殊な熊種族、最後の末裔パディントンが、新たな家を求めてイギリスに降り立つ。
身長1メートルほどのかわいらしい小熊パディントンではあるが、彼に投影されているのは、イギリスが外国移民に求めるものであろう。礼儀正しく、正しいイギリス英語を喋り、謙虚であれと。
シリアからの移民が問題となっている現在では、それら“要求”が特に色濃く感じられるが、その一方で、『ピンク・パンサー』や『Mr.ビーン』同様の「その場をひっちゃかめっちゃかに破壊する主人公」を描く、イギリス色の強いコメディとも言える。
また、弾けるような金髪のショートボブ姿で登場する二コール・キッドマンはどうだ。常に体にピッタリとひっつく白衣やタイトミニのスーツ、革ベストのハンティング・スタイルで易々と人肉を貫きそうなピンヒールを装備しロンドンを闊歩する姿よ。
もしも私が小林信彦なら、胸に本作での二コールの姿を刺青するだろう。