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パディントンのおーたむのレビュー・感想・評価

パディントン(2014年製作の映画)
4.0
もはや話の細かい部分は忘却の彼方ですが、子どもの頃パディントンを愛読していた者の一人として、いつかは見たいなと思っていた作品でした。
ああ、なんてかわいらしいんでしょう。
リアルで、かつキュートなパディントンが、画面で動くのを見られるようになるなんて、いい時代になったものです。

原作がそうであったように、映画もめちゃめちゃ笑わせてくれます。
「好奇心が招いた自業自得のハプニングであわてふためくパディントン」のパターンは鉄板で、特に、最初のお風呂のシーンでは、出川哲朗ばりのリアクション芸に、爆笑させられてしまいました。
ところが、次のお風呂の場面で見せてくれるのは、すっかり打ち解けた子どもたちとの、仲睦まじい光景。
ドライヤーでモフモフになったパディントンの姿でキュンとさせた直後に、お馴染みのあのダッフルコートに包まれるパディントンの姿でグッと来させるという見事な流れは、喝采ものでした。
やりますね、ポール・キング監督。

まあ、お話としては直球のファミリー映画で、新味はそれほどですが、たとえば「ボヘミアン・ラプソディ」がそうであるように、そもそも主役が持つ魅力やドラマ性が秀でていれば、変化球が必要ない場合って、あると思うんですよね。
本作のストーリーは、パディントンの魅力を思い出させるための装置としての役目を、十分に果たしていたと思います。
懐かしい友だちと再会できた気がして、ちょっと嬉しかったです。
これは続編も見ないと…。