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パディントンのabeeのレビュー・感想・評価

パディントン(2014年製作の映画)
3.8
【欲しかったのは「箱」じゃなくて、中に入ってる素敵なモノ。】

頭の中で「パ〜〜っディンっトン♪」というメロディが鳴り響いて離れない。
完全に同じくイギリス発のチャギントンとパディントンがごっちゃになり、もはや切り離し不可能になっているわたしの脳ミソ。

思いのほか心が洗われる良作でした。
最初は「テッド」的な喋るぬいぐるみの話と思っていたのですが観始めてしばらくで「スチュアート・リトル」とほぼ同じ感じで「あーー、これはダメかも」と思ったのですが、スチュアート・リトルとは違って「知能が発達した新種のクマ」となっていただけでわたしの中のツッコミポイントをへし折ってくれました。
いやーー安心して観れた、そこから😌ほっ。

それに、愛らしい子グマの姿で初めての都会に馴染めず無作法ばっかりやらかすのに、挨拶する時は帽子を外すことを忘れない紳士っぷりが可愛いくて。

そしてジム・ブロードベントが出てるのが嬉しい。
この方はどの映画観てもお顔が素敵ですよ、愛らしい。

誰が観ても楽しめるハードルの低いファミリー向けの作品なんですけど、登場する小道具に無駄が無くストーリーの中でちゃんと全て活かしてる辺り、ちゃんと大人にも向けて作っているなぁと思います。

ということで、相手は子グマとはいえ侮れないですね。
本当に帰りたい家はお洒落な部屋じゃなくて、大好きな家族がいる部屋だと知ったわたしでした。

あと、中盤までベン・ウィショーはパディントンの声だとは知らず出てくるのをずっと待ってたため、途中でしゅんとしちゃいました😢しゅん。
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