ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品3作目の鑑賞。ラストまで観て「何だよコレ?!」・・・・少しイラッとしてしまった。
ジェイク・ギレンホールが扮するアダムとアンソニーの微妙な演じ分けがなかなか良かったり。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督恒例のマッタリとしたテンポで、何も無い(何も起こらない)空間や風景を拘った構図や色調で観せる映像と不穏なBGMは、観ている側を不安にさせ緊張感をラストまで維持させるのは凄い。
しかし3作目ともなると「またコレかぁ・・・」映像で抽象的に哲学的なニュアンスや文学的なニュアンスを表しているのかも知れないが正直言ってやや苦手というか辟易という気がして来る。ボーダーラインを観てブレードランナー続編の劇場鑑賞の断念を決めていたもののこの作品を観てやはり・・・・・・。90分とは思えないほど尺長にも感じるし・・・。
テーマはいつも面白いし興味深い、好きな人も居るのだろうけど、私的には残念ながら苦手な監督なのかも知れない。