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痛いほどきみが好きなのにのoyasumiのレビュー・感想・評価

痛いほどきみが好きなのに(2006年製作の映画)
4.0
確信した。いや前からわかってた。イーサン・ホークは俳優としても、監督としても天才だということ。

エイミー・アダムスが「恋って社会的に受領された狂気ね」って言ってたの思い出した。
スカーレット・ヨハンソンが「もうあなたの本の中には住めない」って言ってたの思い出した。
ってこれ全部『her』やないかい。

ラブストーリーかと思いきやまさかの人生讃歌、いや恋愛は人生を祝福するのか。恋愛観から人生観まで、イーサン・ホークの全てがここに詰まってる、ような気がする。
私的でありながら普遍的。自分の初恋とか思い出しちゃって、めちゃくちゃヒリヒリしてまった。本気で人を好きになると、まじで痛い。

めちゃくちゃ膨らんで、最後は実にシンプルなところに着地する。ひさびさにラストで「おおー」って声出たわ

この映画を置いていてくれたTSUTAYA東青田店に感謝
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