ちろる

天才犬ピーボ博士のタイムトラベルのちろるのレビュー・感想・評価

3.6
「ライオンキング」や「スチュアートリトル」でお馴染みのロブ・ミンコフ監督が制作した2014年のドリームワークスアニメーション。
私はこの天才ピーボ博士の存在をこれで初めて知りましたが、モデルは1960年のアニメシリーズ『ローキー&ブルウィンクルの大冒険』で登場しているそうで、そちらも気になります。

ノーベル賞を獲った過去もある天才ピーボ博士はなんと人間ではなくて犬!
彼が類稀なる天才性で大きな富を築いて現在に至り、犬としてではなく人間として市民権を与えられているため、シャーマンという男の子を養子に引き取り育てているという背景はサクッとしか説明されないので、初めの方は色々??って感じかもしれません。

そしてこちらはそのシャーマンの視点によって描かれる冒険物語。
気を抜いて観られるエンタメアニメを観たかったので、ぴったりで思ったより楽しめた。
おうちにあんな大層なタイムマシンがあったとしたら、もう毎日が楽しくて仕方ないよね。

シャーマンのクラスメイト、ペニーがほんとこ憎たらしくて仕方なかったけど、この子憎たらしさがこの作品が面白くなる決め手でもある。
シャーマンは良い子だけど、基本的に受け身キャラで、ペニーに押され気味なのは仕方ないとして、個人的にはピーボの天才っぷりを見せるシーンがもっともっとあればよかったなーと思いました。
ただ、流石ドリームワークス。
無理矢理な展開もなぜか納得させられる、テンポの良さに巻き込まれて最後まで飽きることなく楽しめました。
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