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美しい絵の崩壊のodyssのレビュー・感想・評価

美しい絵の崩壊(2013年製作の映画)
2.0
【浅くて物足りない】

オーストラリアの美しい自然を背景に、小さい頃から仲良しで育った女性二人と、その息子二人。そして二人の母は、それぞれ仲良しの息子と相互にデキてしまう、というお話。

映像的には、美しい海や砂浜、海辺に建つ瀟洒な住宅など、観光的な意味で悪くないけれど、そして主役の母二人は中年ながら魅力があるし、息子二人も骨格がしっかりしていて野性味もありそれなりだけれど、見ていて非常に浅い感じがしました。

何のかんのと言っても、要するに興味本位の筋書きだし、つまり思いっきり通俗的な映画なのだから、浅いのは当たり前なんですが、それにしても二人の息子は友人の母とデキてしまうときには卒業直前の高校生で、ということはクラスメイトに可愛い女の子がいたりするんじゃないかと思うんですけど、学校に行くシーンは一切なし。二人の教育はどうなっているんだ(笑)?

いや、そんなことを言うのは野暮だということは分かってます。でも、どうせ通俗作品なんだからエッチなシーンは思いっきりエッチに撮ってほしいのだけれど、女性監督の限界か、ムード優先で、エッチ度が足りません。おっぱい一つ見えない(笑)。

だからというわけでもないけど、見た後に何も残らないんですよね。いくら美しくても海や浜辺の風景がきわめてありきたりで後に残らないのと同じかも知れませんね。

この監督、以前『クロエ』を撮った人ですね。あれも物足りなかったっけ。
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