三四郎

美しい絵の崩壊の三四郎のレビュー・感想・評価

美しい絵の崩壊(2013年製作の映画)
3.0
魅力ある人妻からあっという間に「おばあちゃん」と呼ばれるようになって、意外と可哀想な話だと思っていたら、最後、予想外だった。
原作はノーベル賞作家のドリス・レッシングで、恐らく映画化にあたり相当脚色されているのだろうが、ノーベル賞作家もこういう話を書くのかと思った。

母親二人と息子二人のうち片方は、惹かれ合わないという設定にした方が自然な気がした。まぁ、小説や映画の中の話だから不自然でいいのだけど…。

20歳くらい年上の40代女性に惹かれる気持ちはよくわかるが、実際、自分が40歳になった時、相手が60歳、50歳になった時には70歳…、数字で見ると、たとえ今現在夢中でも、少し考えるよなぁ。
ただ、数字で考えなければ、20年後、30年後も、今よりも気持ちは冷めるだろうが母親代わりに愛し続けられるような気もする。
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