一度も勝ったことがないFIFAランキング最下位のサッカーアメリカ領サモア代表を追ったドキュメンタリー。
驚くほど弱いわけですが、アメリカ領サモアなので本国アメリカから支援があって、すっごい監督を呼んでこれたりしてドラマあり。さらになかなか仕事がなくて島の若者はみんなアメリカ(しかも軍隊)に行ってしまうという不遇があったりともうドラマてんこ盛り。
みんなアマチュアなんて当たり前。それどころか第三の性の人が代表にいたり(しかもレギュラー!)と完全に異文化交流なのである。近代サッカーに彼らが染まるのと同時に、トーマス・ロンゲンら欧米の人々の心にも変化が生まれていることがよく伝わってくる。
サッカー好き向けだけじゃない。色々な視点で見れるドキュメンタリー。