キングボブ

バルフィ!人生に唄えばのキングボブのレビュー・感想・評価

バルフィ!人生に唄えば(2012年製作の映画)
4.5
本当に名作揃いのインド映画の中でも、少し特異な作品。
歌や踊りがほとんどなく、小洒落た感じを受けた。

コメディ映画とされているが、それはバルフィのチャップリンのようなコミカルさから来るものであり、今作はサスペンス要素を含んだ大きな大きな愛の物語。

とにかく2人のヒロインが素晴らしかった。
裕福な家に嫁いだ美女シュルティに親の愛を受けずに育った自閉症のジルミル。
ジルミル役のプリヤンカー・チョープラーはミスワールドだったんですね…。

最初の時計台のくだりで、なんてロマンチックなんだろうと感動。
そして随所に出てくる名作映画のオマージュ。
非常に切ない話も盛り込みながらも、ラストは大きな感動。
ボリウッドの安定感と幅の広さに感服。
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