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KANO 1931海の向こうの甲子園のseishirowのレビュー・感想・評価

KANO 1931海の向こうの甲子園(2014年製作の映画)
2.5
まさに現代の高校野球にも存分に垣間見れる少し時代遅れの日本イズムを礼賛した、くすぐったい親日国台湾の映画。かなり聞き取りにくいのだが、日本語がほとんどなのが驚き。だからといってこれが日本人向けに作られたものではなく、やはり台湾人が楽しめるように作られているのだな、というのは良くわかる。大人たちは10年かかった治水プロジェクトが完成し、子供は野球で内地にひと泡吹かせる、という時代。
でもそれは混沌の時代。アジア周辺国に拡大する共栄圏、満州朝鮮台湾。
でも実際のところ、日本から出ても日本語で会話できるって良いよな。日本が覇権国家になってたら今の英語圏の人間みたいに気軽に国外で英語だけ喋って生活してあまつさえ母国語を適当に教えて職業にできるとか夢のよう。
映画からそれたけど、スポ根好きな人は是非。
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