ゴーストインザシェル攻殻機動隊やパトレイバーで知られる押井守の実写デビュー作。追われている元警察の男の現実と虚構の曖昧になる話。
ゴダールのアルファヴィルと鈴木清順の殺しの烙印をイメージして撮ったそうです。確かに雰囲気が似ていました。要するにヌーヴェルヴァーグ×押井守というわけです。デヴィッドリンチ作品、ラジュテ、去年マリエンバートでとか、あの辺の作風に近かったかな。低予算だけど、うる星やつらの声優さんとスタッフがよく頑張っていたと思います。映像も悪くありません。編集はミスっていましたが...
現実と妄想がごちゃごちゃになるような作品が好きじゃない方にはオススメ出来ません。賛否両論分かれるタイプの映画ですが、個人的には楽しめました。