ヒロシー

アメリカン・スリープオーバーのヒロシーのレビュー・感想・評価

4.0
予習。何とニクイい傑作だろうか。男女のいろんなタイプのティーン達が間近に迫る青春の終わりに危機感を持ち、前へ進むために必要な何かを、ある者は過去へ、ある者は未来へ、またある者は未知の闇の中に捜し求める。もがき、軽く火傷し、甘いひと時を過ごし、結局何かを見つけるには自分たちは若すぎると悟り、結局現在へと帰っていく…。これほど適切に、切実に青春を切り取った映画があるか? 憧れの双子に会いに行くエピソードが一番好き。音楽の使い方も、小道具の使い方も、そして撮影も十二分にすばらしい。明日の『アンダー・ザ・シルバーレイク』が超楽しみ。
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