おらんだ

マダム・イン・ニューヨークのおらんだのレビュー・感想・評価

4.5
家族の為に日々家事をこなす専業主婦のシャシは、家族の中で自分だけが英語が喋れない事にコンプレックスを抱えていた。そんなある日、ニューヨークに住む親戚の結婚式の手伝いの為、渡米する事に。街中で英会話学校の広告を見つけた彼女は、家族に秘密で学校に通い始める。

第二言語を習得したいモノリンガルの背中を押してくれる映画。新たな言語を身につけ、自己表現をする事の楽しさが存分に表れていて「自分もやってみようかな」と意欲を軽く刺激される。と同時にハードルを下げてくれる。実は「英語を話す」ってそんなに難しい事じゃないんだなと気付かせてくれる。

この映画の最大の魅力は主人公のシャシ。彼女が何ともチャーミングで表情豊かなので感情移入がしやすい。家族にバカにされて悲しそうな時は同じ様に悲しくなるし、英会話学校で楽しそうに勉強する姿にはこちらも楽しくなる。
ポイントとなるのは「彼女は何故英語を勉強したいのか」という部分。彼女が求めるものは何なのか。それは物語の後半で彼女の口から聞ける。けれど、それまでを観ていれば何となくわかると思う。

個人的に授業のシーンや仲間と英語で意思疎通するシーンは観ていて楽しそうで参考になった。留学生あるあるや、海外生活の中で自分が実際に経験した事とリンクする内容もあって非常に感慨深かった。やはりアメリカのファストフードの店員は横柄というのは万国共通の認識なようだ。

因みに劇中に登場する電話番号は実際のNY Language Centerのもの。調べてビックリした。嘘だと思うならかけてごらん?