『マダム・イン・ニューヨーク』★★★☆
やっと、見た。
やっぱり、面白かった。
まー、まず、ベタに
シュリデヴィさんの目の綺麗さが
ヤバい。
インドの女優さんは、みんな目力が
スゴいと思うんだけど、
また、特別。
（調べたら、国民的大女優らしい）
だから、余計にピュアな瞳が
配役に合ってる。
あと、
インド映画でいいなぁ、と思うのは、
独自の哲学があること。
例えば、
教師との面談で、
母親が
「娘の成績は分かりました。
では、皆に好かれてますか？」
とか。
成績よりも人間性が大事、っていう。
ちょっと、ハッとした。
（これは、大人にも当てはまると
思う。
「あなたは、お金持ちですか？
肩書きは何ですか？
フォロワー数は何人ですか？
そして、それよりも
皆に好かれてますか？」）
（※
ここの「好かれてますか？」は、
日本人的な、人気者ですか？
という意味ではなく、
周りといい関係性が築けてますか？
という意味）
一番好きなシーンは、
ベタにラストのスピーチ。
「結婚で大事なことは、
平等であること。
夫が上でも、妻が上でもない、
子供が上でもない。
一つのチームなの。
つまり、愛と敬意よ」
ps.
平等については、
ゲイについても作中で
触れられてる。
「悪口を言うのは、よくないわ。
そこには、”違い”があるだけで、
上も下もないの」
ps.
この作品、でも、
インドの文化的背景を
少し知ってないと、
誤解を招くと思う。
ラスト、主人公が
夫のことを婉曲的に語る
場面があるけど、
それは、皮肉じゃなく、
深刻な”男尊女卑”があるから。
直接的に語ることを
許されてないから。
そういう意味では、
この映画は、虐げられている
女性の自立の話でもあるので、
そこが興味深いなぁ、
とも思った。
ps.
あと、
フランス人の男性への好みでも、
感想が分かれそう。
ps.
（余談）
知り合いの女性が、
子供を国際学校に入れたのは
いいけど、
子供に揶揄されてるの、
思い出しちゃった。
子供入れるのはいいけど、
親も勉強しなくちゃ
いけないんだよなぁ。
