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年下のカレのimanのレビュー・感想・評価

年下のカレ(2013年製作の映画)
3.5
念願の映画、やっと観れましたぁあ。
なぜ日本では、映画館ではもちろん配信サイトでも購入できないのか遺憾の意でしたが海外ルートでなんとかゲット。2013年公開なのに、まったくもう何をやっとる。

大人の恋愛はこれくらいの勢いがないとおもしろくない。
ツッコミどころの多い雑なストーリーだけど、突っ込めない日常で生きる、飢えたメスにはこれくらいの勢いと胸キュンがあれば良い。
それにこの映画、音楽・小物・ロケーションポップセンスが高くて心地よい、色々とツボに入った。設定もよくって、タトゥー人妻×真面目ボーイとか最高。

アリスのドレスワンピースがどれもファッショナブル。一見淑貞な大人、でもボディラインくっきりでセクシーだし細部がエロい。それにまぁルブタンのヒールがよく似合うこと。夜遊びのお手本にしたい。

そしてニネくん、色んなニネくんを観ることができる。
ダッサイ格好のニネくん、堪らず腰を振るニネくん優しくてドジっ子なニネくーんなどなど。あぁごちそうさま。
でも、イケイケで息子思いなニネくんのお父さんもイケる。
ちなみにこのお父さんは「倦怠」で、寡黙なメンヘラ蕩尽おじさんを演じていたのに、なんだこのギャップは、俳優さんってすごいなぁ。

初夜明けの朝ごはんとして、ヌテラが出てきてヨーロッパを感じた。(でもあのヌテラ、アメリカデザインだった。フランスのヌテラ市場はイタリア勢力弱いのか。)

35の夜を迎える頃は、パリの夜道で、年下のイケメン君とボロいキティちゃん原付に乗っていたい。
そんな夢を抱ける、アラサーの女性ホルモンを活性化させる明快ロマンティックな映画でした。
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