このレビューはネタバレを含みます
序盤★2 中盤★1.5 終盤★2
笑えるといえばバカバカしくて笑えます。
しかしこの設定なら、そのもうひとつ上のレベルでのクオリティーを望み、好むものとしては物足りなくスコアはこんくらい。
全知全能の宇宙人に全能のチカラ(願って右手を振れば叶う)を一時的に授けられたニール、
宇宙人はチカラを得た彼のこれからの行いにより
『地球を滅ぼすか否か』の判断する…
っという設定は非常に興味深いし面白い。
当初はそのチカラをバカなことに使うニール、
そんな彼がどうやって宇宙人(&観客)に
『地球(ヒト)は滅ぼすべき存在ではない』
っと考えさせるかがこの設定での肝になると思いますが(作り手にこの意図はなかった…)、
終盤は少しそういった面でのヒトへの皮肉なんかもありましたが、
問題の解決法が唐突な力技すぎて面白味がなく(ヒトによっては爆笑)、
散々積み上げてきたバカな行為でのカタルシスを得られるほどの締め方ではなかった。。。
バカバカしさのなかにもっと痛烈な皮肉と優しさのある展開もあり得る設定だったのに、この程度に収まってしまっているのが(作り手の狙いは徹底したバカだった)もったいないし、
恋のパートでニールは気づいてないけど実はチカラを使ってなかったってのがほぼ活かされてないのも惜しい。
まあ深読みすれば確かに大オチはヒトへの皮肉ともとれますが、
そう感じさせるほどではなかった。。。
イヌがしゃべる時の声に聞き覚えあるなと思っていたらロビン・ウィリアムズで、
宇宙人の声が大好きなテリー・ギリアムやったのに驚き!!!!!
どうも監督が『モンティ・パイソン』なんでその関係者が多く出演してたようだ。
モンティ・パイソンは知ってるけど観たことはないので、
その辺でこのノリについていけなかったのかもしれない…?
ここでのデータなし含めて本作が150本目で、
今年は150本観て終了!!
っと決めていたけど、
これで今年の映画を締めるのは残念なキモチなんで(笑)、
もう1本なんか観ようっと。。。
2018年149本目(データなし含め150本目・『マンボウ』デンマーク映画)