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ミラクル・ニール!のママンのレビュー・感想・評価

ミラクル・ニール!(2015年製作の映画)
5.0
サイモン・ペグの出演作でこんなのがあったとは‼️しかも最新のものではなく、ロビン・ウィリアムズの遺作になっていたとは‼️‼️

これはめちゃ好きです!「なるほど!そう来たか👍✨」とガツンとキマっちゃいました。

SFコメディーにしては「とてもまともなお話」で、まるで『コンタクト』みたいなオープニングなんだけど、コンタクトの方が神々しいスピリチュアルなストーリーだとしたら、こっちは『にわかスピリチュアルな話をぶった斬る』形なんですよね〜😉

私は本作品が最近のものだと思っていて、ロビン・ウィリアムズの名前が「たまたま同姓同名の人かな?」と思ったまま、吹き替えで観ていたので…

エンドロール合間にロビン・ウィリアムズを見て驚き、泣きそうになりつつ調べたら…彼の遺作だったと知り、もう一度最初から英語で観直しました😅

唯一、ウンコ歩きのとこは面白いけど汚いので、アニメーションで見たかったくらいですが、他は良かったなぁ~⤴️

以下👇🏻ネタバレ注意🚨⚡⚡

【注】めっーちゃ個人的主観が入って語ってますし、長いですYO💨

―――

スピリチュアルでも『ある種』では『神』的なものや、宇宙人やら宇宙を信じるという説で祭り上げられて神格化しており、様々な教えになってますが、私が思うに結局のところは…

《たとえ神も何も無いとしても、そのような“自分の理解の範囲を超える未知の力の存在”があるという思考を生み出さないと『そもそも何かを信じる』という原動力にならない》という流れなのだというところで、とどのつまりは…

【何でもいいから何かを信じれば叶う】というところで、「こうなる!」と思える《信念作り=信念という胴元を持つ》ことの大切さを教えているんだと思うですね。

【思考は現実化する】という基本的な原則があるので、それを立証させるために《何かを信じさせる》ことが土台となってるから、人が「何を信じるか」「何を信じさせるか」の選択肢が沢山あるだけなのです✝️

それを前提に⬆️

この話では『宇宙人が全てを取り仕切ってる』としてますが、そこには【ルール】も存在していて、私からすれば「じゃあそのルールは誰が作ったんだ⁉️」となるから、その時点で【宇宙人が全てを支配している】のはおかしくなってはいるんです。
ここが1つ。

そして宇宙人たちが人間に与えた力を『善悪の判断をはかるため』にニールに与えているのも、そもそも善悪の判断基準は無いのに、パワーを与えてそれを判断するというのもおかしい。その2。

全権力を握ったニールはもちろん自分の欲望しか叶えようとしないし、パワーを上手くも扱えない。これはどんな人間に与えてもほぼ同じことになると思う。その3。

その4。犬に《合理的な思考の持った犬になれ》と願う。
👆実はここがキーポイントで、唯一この作品が抑えてるとこであり、メッセージだと私は思います☺️👌

その3にラストのオチを持っていくと…
「じゃあもっと世の中のためになる願いをこのパワーに使おう!」と、
やれ「環境問題が改善された!」
「理由のない戦争はなくなれ!」
「食糧危機はなくなった!」だの、私たちが思う『世の中の不備を正すと思われる願い』を言い出すのですが、
《すべて裏目に出る》んですね。

全ては【バランス】で成り立っていて、私たちが思うネガティブな出来事ら、それらは因果応報のリズムだから「パツンと止めた」ところで狂いだしてしまうんです。

全ての不具合は人間が生み出したものなので、それを止めるには逆の流れを生み出して、同じ時間をかけて正す他ない。
どう考えても難しいですよね💧
だから少なくとも『貴方=自分は正しいと思う事だけを考えなさい・行動しなさい』という教えになってるんだと思うんです🤔

例えばニールが「バスの中へ移動しろ!」も、「バスの中の、座席がある所へ」と言わないと漠然と『バスの中』となってエンジンルームに入ってしまったりする。
他にもそんなミスが多々あるのですが、これも【願いたるもの】の叶え方の難しさであり、綿密に願いを言わねばならないんですよね。
多分、10億円欲しいとしても、それは簡単なんだけど、「その後税務署にバレないように!」とか細かい設定までしていかなきゃいけないわけです(笑)

そうすると、
「環境問題を良くしろ!」と言ったところで、環境問題は人間が生み出したものだから、まず人間が淘汰されたり、汚染もとの会社やモノが無くなったりするので、それらも考えて願いを言わないといけないのは大変でしょう。

人に全権力を与えても誰一人として《世の中を変えたり、幸せには出来ない》というのは極端な話ですが、そういうところと、
「では何がほんとにみんなのためになるのか?」があわさって描かれたラスト‼️

その4の犬の『合理的な思考の願い』こそ!なんですよね🐶
「このパワーの源を破壊せよ!」これはスゴかった💦
そもそも犬のデニスだけは「何も変わらない」んですよ。そのまんま。
何かを考えて答えを出さねばならない時にだけ「思考してる」んです。
だから「シンプルに」あのパワーが必要ないと感じて、それが無くなるような合理的な願いを言ったところがパないっす🏵

あ、あとは『全てには対するものが存在する』ので、ああいう全権力を持った宇宙人には、無力な犬が存在したってのもありかな?

対となる双方のどちらかが破滅させられるパワーを持つのも面白い☯️

スピリチュアルでは『思考の現実化』が全てですから、瞑想やらで
《無駄な思考をしないようにコントロールする》とか《ポジティブに物事を考えられる思考を作る》などあり、
それはそれで間違ってないのですが、そもそも【人間は決められた運命でしか生きられない】ので(持論)
何をやっても【やるべき事をやらされてる】だけだから、
「自分の意思で選んだこと、やったことだ」と思ってるだけなんだということ😂
酷いもんですよ、アッチョンブリケですよ、まったくもー(笑)

何が言いたいかって?

みんな思いのままに与えられた人生をイキロ✨ってことww

この作品もそんなところを嫌味なく描いてくれてました👍

ニールにしてもだけど、
まだニールの願いは可愛いもんじゃないですか?だけど、グラントの願いは400以上あって、エゴもいいところの酷いものだったじゃない?人間の煩悩×倍で(笑)
でもあれが人間の姿かな?って。。。

超人でもない限り、凄い願いは言えないし、超人は「願わない」でしょうね。(この映画の中の超人は🐶デニスだけど)

人は自分なりに生きていることが《世のため人のためである》というのがよくわかったと思うんです☺️

神も仏もいないし、いても願いは叶えてはくれません。見守ってくれてるだけ。
そのへんは『サイレント-沈黙』とか観ればよくわかる。

【全ての権利は自分にある】

人の意見を聞いても決めるのは自分じゃないですか?

願いは叶えるものだし『自分が叶えられるもの』を願ってるだけです。(持論)

だってやりたいこと以外、やれること以外を願う人はいないじゃないですか?
やりたいことは「叶えたいこと」
叶えたいことは→やりたいことだから、そのために『何をするのか?』であり、どう努力していくのか?だもんね😕

だから漠然とした願いより(例えば身の丈に合わない願いで“崇拝されたい”なんて、ああなっちゃうでしょ?)
他人の意見に振り回されたりせず、直感を持って意思を大切に行動し、
自分の意志を貫いていこう(ぶれないこと)
最後の最後まで諦めずにいこうね!という、実はものすごく単純なルールを見つけ、守り、行動していくことこそが…

《願いが叶う秘訣》なんですよね❤️(持論)

それにしてもケイト・ベッキンセイルは美しい🥰

えんやこら長い駄文を読んでくれてありがとうございますたm(_ _)m💕
ママン

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