COZY922

I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIEのCOZY922のレビュー・感想・評価

3.5
見ると こちらの頬も緩んでしまう愛嬌のある顔。小さくて線みたいなのに不思議といろんなことをわかっていそうな目。大好きなスヌーピー。大好きだけど動いてるスヌーピーをしっかりと観るのは実は初めて。

不器用で何をやってもうまくいかずクラスメイトや妹にもバカにされてるチャーリーブラウンが、転校生の赤毛の女の子に一目惚れして、いいとこ見せたいと頑張るお話。ルックス的にもイケてるとは言い難いし どんくさいけど、なりたい自分になろうと奮闘する一生懸命で正直なチャーリーが好き。テストで満点を取ったのは自分ではないと皆の前で言ったり、自分のことはさておき滑りまくってる妹のフォローをしたり、チャーリーの真面目で優しい人柄が好き。

一見、愉快な仲間たちとのほのぼのとした物語。でも決して友達が友達を助ける話でもなければ、心に沁みるようなすごーく特別な出来事が起こるわけでもなく、良くも悪くもいつもとあまり変わらない日常がそこにある。普通の子供達の普通の日常。何かをやろうとしたり、ちょっとしたことにモチベーションが上がったり、一喜一憂したり。人から見るととても些細な日々の暮らしの中の悩みや葛藤に向き合うチャーリーは、誰もが持ち合わせているそういう部分の写し鏡。

そんなチャーリーの日常にいるスヌーピー。やんちゃで無邪気でマイペース。喋らなくても豊かな感情表現で喜怒哀楽がわかりやすいスヌーピーは飼い犬を超えた存在。「チャーリーブラウンを助けられるのはスヌーピーだけ」というような ”スヌーピーによるドラマ ” は存在しない。だけど、スヌーピーがそこにいることが当たり前の風景。それが大きい。チャーリーには自覚がなくとも、スヌーピーの存在はライナスにとっての毛布と同じなのかもしれない。