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FRANK ーフランクーの8gのレビュー・感想・評価

FRANK ーフランクー(2014年製作の映画)
3.1
天才と凡人。
ミュージシャンを目指すジョンは、ある日フランク率いるバンドに入る。
フランクはいわゆる奇才で、ジョンは自分と彼の埋められない差を痛感しながらも諦めない。
そして、アマチュア音楽祭へバンドを参加させることに。

フランクが愛されたがっているのが痛々しかった。
天才は才能につながる苦悩を経験したはず、天性の才能なんて認めたくない。凡人だって努力すれば天才になれるんだ。凡人が苦悩の底から才能を掴み取って天才になるんだ。
でも実際は、天才は生まれつき天才で、凡人はいつまでも凡人でしかない。
現実を痛感させられた。
でも天才も人間であって、彼らを利用する権利は誰にもない。
「その曲 クソだ」

音楽性は平沢進とかフランツ・フェルディナンドみたいな感じ。最後の曲が、シーンも含めて好き。
ジョン、平凡な感性なのにフランクの曲に理解を示せるのすごいな。逆か?フランクの曲が理解できるのに平凡な曲しか作れないというのが、ジョンの凡人たるゆえんか。

フランク、顔いいなあと思ったらファスベンダーだった。そりゃ美しいわ。
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