一条さゆり 濡れた欲情の作品情報・感想・評価

一条さゆり 濡れた欲情1972年製作の映画)

製作国:

上映時間:69分

3.7

「一条さゆり 濡れた欲情」に投稿された感想・評価

ko0

ko0の感想・評価

3.5
時代を知ると言う意味でも面白い。
higa

higaの感想・評価

4.5
2016年ごろににっかつロマンポルノのリブートプロジェクトが行われ、制作された5本は観たが、オリジナルのロマンポルノを観たのは、本作が初めて。

DVD化されているようだが、レンタルがなく、なかなか観れずにいたが、地元の映画館のイベントで無料上映があり、この機会に初鑑賞。てっきりDVD上映かと思ったら、まさかのフィルム上映で、別のワクワク感が起きた。フィルムで映画を観たのは、『ゴジラ対メカゴジラ』を県立美術館で観た以来。ゴミ、傷、切れ目などデジタルでは味わない感覚が蘇り感動した。

ロマンポルノは、所謂プログラムピクチャーで低予算の中編。10分に1度濡れ場があれば後は何してもよく、左翼的な内容にしても許されたらしい。この模様は白石和彌監督の『止められるか、俺たちを』でも確認する事ができる。

『一条さゆり 濡れた欲情』は、実際のストリッパーである一条さゆりが本人役として登場し、半自伝的要素を含んだフィクションである。この時既に40代だったというが、40代とは思えぬ美貌の持ち主で、沢山の人々を魅了した事であろう。

意外に肝心の彼女の出番が少なく共演の伊佐山ひろ子の方が多く、彼女の方が濡れ場を演じていた。

反権力を謳った映画でもあり、警察が悪者として登場するが、彼女の出番を少なくしたのも何かしらの力があるかのようだ。

リブートの作品はそうでもなかったが、ロマンポルノは底辺の人たちが苦労しながら明日を生きるといった負のイメージが強くて、エロティックな場面よりもそっちの方が気になってしまい、きつい思いをしないだろうか不安だった。その予想は見事に的中した。だが、観ていくと不安が払拭され、千葉真一などの映画のように馬鹿馬鹿しい展開もあり、クスッと笑える場面もありエンタテインメント性もあった。

この映画だけでは、ロマンポルノ全体の評価は出来ないが、ロマンポルノが日本映画を支えた理由がなんとなくではあるが、わかった。
てつじ

てつじの感想・評価

4.1
女たちの微笑みの裏側を、艶やかに虚飾する舞台。ストリップ劇場の熱気と、澱んだ空気と埃の匂いまで描ききった秀作。観客に媚びず、おもねる事なく独自の作家性を貫く神代辰巳監督の渾身の一作、必見です。
ゴダール「女は女である」を思い出す、随所に流れるアズナヴール昭和版ぽい歌とか、全体的なコケティッシュさ、拍手の都度挟み込まれる羽ばたく鳥の群れのカット、ふっと挟まれる死刑執行のカット、大阪の街、ストリップ劇場の観客たちの熱気、もう何もかもがすごいなぁと感心しながらの鑑賞でした。ピンク映画と言ってしまえばそれまでなんだけど、この感性は本当にすごいと思う。日本にもこんな映画があったんだ。
yukkafilm

yukkafilmの感想・評価

4.0
伝説のストリッパー一条さゆりが主役のピンク映画。神代辰巳の他のピンク映画もいくつか見ましたが、その中でも郡を抜いて内容があるというか、エロじゃない方にもちゃんと芯があるっていうか、、、笑 ふつうに面白い(あとはレイプシーンがないのが良いですね😅)
猥褻罪で捕まっても捕まっても、図太く飄々と生きていくストリッパーの生き様ってなんだか惹かれるものがあります。

一条さゆりは女目線から見てもめっちゃセクシー。
Hiromasa

Hiromasaの感想・評価

3.5
一条さゆり本人が出演しているわけだが、その人間性が直接描かれるのではない。一条に嫉妬する伊佐山ひろ子は一条の「孤児院育ち」といった「設定」を盗むのだが、今はマスコミによって持ち上げられている一条も実はこの伊佐山と同じようなものなのではないか、と思わせるひねくれた映画。
もちろんこれは、そういう女のしたたかさ(?)を肯定する「人間喜劇」で、警察に連れて行かれる前に一発やっておこうとするとか、警察から逃げるために箱に隠れたらその箱が道路を転がり始めて車にぶつかっちゃうとか、最高におかしかった。
こう書くと警察を批判する話みたいだが、ここでの警察は単なる「無意味」でしかない。神代は、ストリッパー=反権力という安易な図式を軽蔑してもいるのだろう、と思った。
こんな映画他に誰が撮れるの。
一条さゆりの恐るべきスター性、それを介して描かれる伊佐山ひろ子。見事。

ガマの油売りのおっさんがインサートされるとこなんて並の神経じゃない。
ぎぎぎ

ぎぎぎの感想・評価

3.0
所構わず全裸になる伊佐山ひろ子の存在がスリリングすぎるが、実は健気で努力家なのがかわいい。繰り返される絞首刑のイメージ。赤く照らされる一条さゆりの肉体と、屋上遊園地ファックのクロスカット。
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