horahuki

殺人プレイバックのhorahukiのレビュー・感想・評価

殺人プレイバック(1987年製作の映画)
3.0
性癖垂れ流し!

美女にエロいことして殺害するシーンをビデオ撮影。それを肴に自宅で優雅にお酒を飲んで楽しんでた犯人さん。でもその映像が近所に住む女子大生のテレビに勝手に送信されてた!!映画だと思ってた女子大生さんは「この殺されてるのって私の友達じゃない??」ってことに気づき恐怖のどん底に陥れられるサスペンス。

処女ばかりを狙ってエロいことして透明ビニール袋に詰めてポイ捨てする犯人さんの大胆すぎる手法は、色んなところに証拠をばら撒いてそうなのに、9人殺されてもなぜか一才の証拠を掴めない警察さんの無能っぷりが笑える!

しかも「録画された映像が垂れ流されてる」ってみんな思ってたのに、何故か警察さんだけ生配信と勘違い。「今絶賛配信中やし、この子を家に置き去りにしても安全やろ」と余裕ぶっこいて警察署に戻ったらば、案の定その子が犯人さんに狙われて「え…!?」ってなるというギャグのような天然キャラ。

終始アホな警察と、連続殺人犯の割には全く存在感のない犯人。そんな2人の捕物劇をクライマックスに持ってきたところで特に興味は惹かれないし、何よりVHSが暗過ぎて何やってるのか分からなかった🤣それでも、真相の片鱗にすら触れることが出来たのか定かではないほどに、背後に広がる闇を感じさせて終幕とするのは好き。真相を煙に巻く手段として、電話を用いるのは『暗闇にベルが鳴る』的で、そこだけ良かった👍
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