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トラフィック/ぼくの伯父さんの交通大戦争のsonozyのレビュー・感想・評価

3.8
ジャック・タチの1971年作品。
ニューヨーク映画批評家協会年間ベストテン、イタリア国民賞他。

パリの自動車会社ALTRAのデザイナーのユロ氏(ジャック・タチ)は、アムステルダムで開催されるモーターショーに展示する新型キャンピングカーを担当。
キャンピングカーとディスプレイ素材一式を積んだトラックと、広報の若いアメリカ人女性マリアが運転するオープンカーと共に現地に向かうが、パンク・渋滞・交通事故など次々とトラブルに見舞われ、到着がどんどん遅れて・・・

ジャック・タチならではの軽やかな文明風刺をベースにしつつ、モーターショー会場に着く気あるんかい!的なトラブル楽しみつつの珍道中に笑えます。
(大昔のCMにあった「の〜んびり行こうよ、俺たちは〜♪」な感じ。)

何より色々なヴィンテージ・カーが見れるのが楽しい!
出てくる車の情報はここにありました。昔の車ってみんないいキャラしてるんですよね〜。
http://www.imcdb.org/movie_69400-Trafic.html

交通事故で次々と車がつぶれるんですが、シトロエンがノーズウィリー(前輪だけで走って)でダンスしたり、事故にあったみなさん誰も怒らずパーツを拾いあったりのどかなシーンがコミカル!

タチ映画史上唯一という雨のシーンで、ユロ氏がいつも持ってるあの傘が開くのも見れますよ。
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