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殺人カメラのkazunのレビュー・感想・評価

殺人カメラ(1952年製作の映画)
3.4
撮影すると写真に写った人が死んでしまう殺人カメラで、写真屋の主人が悪い人を懲らしめていくが、次第に善悪の判断を見失っていくコメディ。

巨匠ロベルト・ロッセリーニの喜劇

印象的なシーン
・話の舞台 神の手?で作られる
・誰かを車で轢いたのに誰もいない
・聖人アンドレアの祝祭←本物っぽい
・謎の老人が宿を借りに来る 木靴?
・ロミオとジュリエット美しくはない
・写真のポーズ通りで死ぬ(笑)
・「シッシッ」角の仕草 厄払い
・殺虫剤 レトロ
・謎の老人再び

題名だけ聞くと物騒な感じで、先日の「血を吸うカメラ」のようなサイコサスペンスなのかと思いますが全然違います。

殺したい人の写真を壁に貼ってそれを撮影するとそのポーズで瞬殺です。血は出ません。この演出が面白い!瞬間的に少し移動して写真のポーズになるんです。

信仰に厚いイタリアらしい話でした。
ロベルト・ロッセリーニにしては珍しい感じの作品と思います。
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