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殺人カメラのfilmoutのレビュー・感想・評価

殺人カメラ(1952年製作の映画)
3.7
冒頭で「これは芝居です」と言い、ラストでこの映画が何を描いたのか全部言うという今見ても斬新なコメディ。
昔の人は写真を撮ると魂を抜かれるといって恐れたという話があるけど、この映画では写真を撮ると被写体が死ぬ。

ある日悪魔に出会い殺人カメラを手に入れたこの街の写真家チェレスティーノは、他人に少しでも悪いところが垣間見えると写真に撮って殺してしまう。ネットでよく見る寄って集って叩きまくる想像力のない人たちに似ている。
それにしても割れるような音でヒーハー!と泣くロバがヤバい。
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