ルサチマ

殺人カメラのルサチマのレビュー・感想・評価

殺人カメラ(1952年製作の映画)
4.5
ロッセリーニ版のデスノートだ。
このタイトルでコメディっていうのも驚いた。
腕を上げたまま死んだ死人を入れるための特別仕様の棺桶はめちゃくちゃ笑いました。
昔はカメラに撮られると魂を抜かれると思われていたらしいが、この映画はまさにそのカメラによる魂の消失を描いた作品。
冒頭とラストの神的な視点による語りで作品の内容を説明しちゃう構成も単純に面白いと思った。
人間がより良く生きることを描くためにはどうしても貧富の格差なり必ず政治的問題が介入せざるを得ない。
ルサチマ

ルサチマ