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いま、輝くときにのFARGOのレビュー・感想・評価

いま、輝くときに(2013年製作の映画)
4.5
【ハイスクール卒業目前に出会った男女。これからの人生への希望と不安、心の葛藤にもがきながら、二人が過ごしたひと夏を描く。】

青春映画好きの私にとって鑑賞マストな一本❗️
最近まで日本では円盤化されてなかったものの、満を持してついに登場👏
レビュー数も少ない作品ですし、もし今回で興味を持って貰えたら是非TSUTAYAにて手にとって欲しい一本です😊

【いま、輝くときに】

2013年作品、5年ぶりにソフト化された幻の一本🎬
青春映画好き必見の傑作でございます😊

新学期前の夏休み、卒業前のプロムといった、アメリカ青春映画に欠かせない要素をしっかり押さえつつ、先の見えない将来に対する不安を内相的に描く。苦しみながら、もがいて成長する姿に共感を覚えました😊

今作監督は私のオールタイムベスト『人生はローリングストーン』のジェームズ・ポンソルト
この監督、人間の内的資質や心理描写を映し出すのが本当に上手い❗️❗️
主要登場人物達の感情の起伏を多く語らせず見事に表現しきってます…凄い🤨

そんな登場人物には、主演にマイルズ・テラーとシャイリーン・ウッドリー、脇役にはブリー・ラーソンといった強陣を組んでいるのも魅力👍

特に今作はシャイリーン・ウッドリーの天真爛漫な笑顔にハスキーな笑い声が堪らなく良い。
好きな人が出来る事で人生に歓びが生まれ、一瞬のときめきが永遠に感じる。そんな素直で産毛な彼女の姿が最高に瑞々しく、愛おしいです😊

また、『ショート・ターム』で共演したブリー・ラーソンとケイトリン・ディーヴァーが同じ学校の同級生という設定になっているのも観ていて面白いかもです😳

名作『ウォール・フラワー』でも語られた様に、青春時代の苦味は学校生活だけでは無い。親子だったり兄弟だったり、様々な人間関係の中で悩みを抱える。時にそれらがトラウマになる場合だってある。
今作の主人公も同様に、父との関係で問題を抱えている。また、優秀な実業家と結婚したであろう姉の影響もあり自分自身の自尊心が薄れ、肩身の狭い思いをしている。
学校のヒエラルキーでは上位に立つ存在な為、そんな感情を押し殺して生活している彼の姿は痛々しくも非常にリアルに感じられました😌

私がもしアメリカの学生だったら…
私が送ってみたい高校生活があった大好きな青春映画
彼らが過ごす都会から離れた木々の生い茂る田舎町感もかなり胸にきましたね…😭

【Spectacular Now】

辛い事は誰かと共有する事。人間は決して1人では本当の意味で生きていけないという事。
肩を並べ少しずつ足を踏み出す2人の瑞々しさが美しく、今を懸命に生きたいと思わせてくれる傑作です😊
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