“ペキンパー バイオレンスの美学”
規則正しい機械音、ストップ・モーション、回想を交えたオープニングからセンスが光る。
ホテルの廊下や階段で繰り広げられるスローモーションの銃撃戦は、後の『タクシードライバー』や『男たちの挽歌』に確実に影響を与えているだろう。
マックイーンがマッグローを殴るシーンはペキンパーが指示したアドリブだ。
お返し?とばかりに、一足先に車に乗り込んだマッグローが、乗りかけのマックイーンを引きずるシーンがある。
そう、二人は似た者なのだ。
アンチモラルなラストには、国によって異なるエンディングが用意されたとか。
しかし、似た者同士のこの二人ならタイトル通り“してやったり”が気持ち良い。
16 2023 91 2019/5/10 63 98 2010
#385/2005