なすび

ゲッタウェイのなすびのレビュー・感想・評価

ゲッタウェイ(1972年製作の映画)
4.0
初ペキンパーはマックィーンで!

めちゃくちゃかっこいい!「Bloody Sam」と呼ばれてたとかバイオレンス映画の巨匠と名高いのですごい恐れ慄いてたけど(この映画は)血生臭くてベチャドロな感じではなくて、もっと生と死が隣り合わせで一瞬で訪れるので自分の好みに合っていた!

冒頭のシーンから漂う圧倒的な死の臭い、そしてセックスと死と食べる行為、腐敗臭。オトナの映画だった。

「大脱走」の時は若造って感じだったのにいつの間にかおじ様になっていたマックィーンもまたかっこいい…スーツ似合いすぎ!足長!個人的にはマックィーンもハンバーガー食べるんだ…ってなんか興奮しました笑

正直話がよく分からなくなるあの細かすぎるカット割りはでも好き!!!一瞬うつるドアから顔出すおばさんのショットとか笑

マックィーンを追いかけてくるテンガロンハット4人組みたいなやつら、オープンカーに乗ってる時必死にかぶってる帽子を手で押さえて「なんで脱がんの?笑」って思いました、当時の人の帽子観気になる

最初の方奥さんドジばっかやらかして夫に怒られるのちょっと自分もそういうところあるからめちゃ共感して、ロッカー開けて何もなかった時自分まで「あ……もう死にたい」って思いました笑


そろそろ映画見るの休もうかなって思ってたけど、最近気になってるデパルマ、リンチ、スコセッシに加えてペキンパー→ジョンフォード、ドンシーゲルも見なきゃ…ってなってまだまだやめられなさそうや…
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