みっちゃん

正しく忘れるのみっちゃんのレビュー・感想・評価

正しく忘れる(2011年製作の映画)
2.5
作品が伝えたいことは理解出来たと思う。でも、主人公には、寄り添えない。
他の家族にも父親の死は、大きな傷を残しているはずたし、皆が自分なりに前を向こうとしている。主人公の行為は、身勝手で薄く出来たかさぶたを無理やり剥がすようで見ていられない。忘れるというけど、父親の存在も死んだという事実も忘れるわけがない。当然その時受けた衝撃も悲しみも忘れはしない。ただ、折り合いをつけて行こうと皆が足掻いているだけ。
最後に彼女が出した答えも私としては共感できない。

幸雄の気持ちは、思慮は浅いけど、解るけど悲しい。
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