もう二度と水飲めないねえ…
正直バリー・レヴィンソンを「ヒューマニストぶった落ちぶれた巨匠」と舐めていた
皮肉を織り混ぜた軽やかなヒューマンドラマ…「バリー・レヴィンソンが撮りそうな映画」自体にあんまり食指が動かない（とは言いつつも観たら感動してたりもする）僕でしたが、「バリー・レヴィンソンが撮らなそうな映画」である本作は、手垢のついた素材（B級パニックもの）や手法（POV、モキュメンタリー）をきっちりモノにして完成度高く仕上げてらっしゃって好印象でした（正直バリビビった）
ファウンド・フッテージって基本映ってる人が死んでたり行方不明だったりするのが多いんで、映像に対する感想（「こんな状況で無ければ笑えるシーンなんでしょうけど…」とか）を述べる御本人って結構新鮮
映像が存在するとリアリティに欠ける箇所は思いきって音声だけにしたり、それがかえって迫力を生み出して効果的だったり、無造作に集められた体（てい）の映像が微妙なリンクをしていたりと劇映画…「作り話」としても成立させようとする工夫が嬉しい
「表現」として面白いし好きですね
鑑賞は…ご飯食べた「後」が適切だとは思います
