継

コミックストリップヒーローの継のレビュー・感想・評価

3.5
夫婦でバンド・デシネ(フレンチ・コミック)を創作するピエールとジャクリーヌのもとに熱狂的なファンだという青年、ボブがやって来る。
だがこのボブ、どうも様子が怪しくて…
やがて二人は、自分たちのコミックとボブの現実離れした行動がシンクロした非現実的な事件に絡め取られていくことに。。

'67年, 仏製カラー.
パリの街並みとスイスの湖畔で繰り広げられるポップなコメディサスペンスです。

タイトルの “コミックストリップ” はコミックのコマ割りの意味だそうで、filmarksでは残念ながらブランクになってるパッケージは、実写とコミックのコマで構成したレトロ・ポップなデザインです。

コミック原画を描いたのはギィ・ペラートという方で、ゴダールやゲンズブールも魅了したというポップでカラフルでエロティックな作品は現在でもファンが多いとか(^-^)。
同時代のアメリカンポップアート、リキテンシュタインなんかとは似て非なるバンド・デシネ。
壁を飾るアートなんかじゃなくポップカルチャーとしてのコミックが退屈な日常にサイケなスリルをもたらす…ハズが、自分にはちょっと淡白で惜しかったです。
退屈な日常(実写)と奇想天外な非日常(コミック)のコントラストがだんだん曖昧になって混沌として🌀…ってのを観せてるんだろうけど、んー。時代か?自分か?んー。

嫁さんがボブに誘拐されても“やれやれ┐(´∀`)┌” ってカンジのピエール。村上春樹の書く主人公みたいなスノッブで、 “巻き込まれ”感がもう少し欲しかったです。
ピエールの運転する助手席で、
“女って、時には言い寄られたりしたがるものよ、熱烈な言葉で” と急に言い放ってwao!って継をのけぞらせた(゜∇゜;ノ)ノジャクリーヌ(メモしとこっと♪_〆(゚▽゚*))。
純情ボブの真っ直ぐな求愛に胸ときめかす元ボンドガールは、ヌーヴェルヴァーグよりスインギンロンドンのノリが欲しかったってことでしょーか?(たぶん違う_(._.)_)