bluemercenary

海を感じる時のbluemercenaryのレビュー・感想・評価

海を感じる時(2014年製作の映画)
3.9
“幼稚で不様な恋愛の成れの果て”
この作品を一言で括れと言われたら、この一言でいいと思う。

洋の欲望と空虚な理論武装。
それに従っていた恵美子。
繊細で無知で純粋すぎた恵美子の内面はあっけない形で崩壊した。
心の何処かで渇望していたとは思うけど・・・・ちょっと嫌な形。
この二人の関係を観ていて複雑な感情を抱いた観客は多かったと思う。

洋と恵美子の未来がどうなるか。
どうなって欲しいか―――それは観ている人の恋愛経験で決まるでしょうね。
どう転がっても洋には慟哭しかないと思うけど(経験による個人評)。
bluemercenary

bluemercenary