abokado

海を感じる時のabokadoのレビュー・感想・評価

海を感じる時(2014年製作の映画)
-
この映画って一言でこじらせ女の恋愛映画で片付ける事もできるが自分の中ではなんとも印象深く毎日熟考させられる作品になった。

洋は女の体に興味があるからと恵美子に迫る。恵美子は洋が好きだからそんな関係でも良いからと側にいたがる。
そんな関係に終止符を打とうとする洋だが体は言うことをきかない。
結局すったもんだやって2人は同棲という形に落ち着く。今度は洋も恵美子を思いやって。

ここでハッピーエンドで良い気もするのに女性の心の変化を描いた作品だから、ここで恵美子は洋に昔のことを今更問い詰める『昔のあなたが憎いでしょ』と。洋は自分でわかっているからこそ黙秘を貫く訳だけれど。自分は女ながらにして恵美子の気持ちがちょっともわからない。結果洋もこんなに大事にしてくれてるからよいのでは?と。
結局相手が振り向くと物足りなさを感じるのか、はたまた今の幸せが当たり前になり昔のことを思い出して惨めになったり悲しくなったりするのか。
友人は『でもなんかわかるなぁ頭でわかっていても態度は違うの』て言ってて、え⁉︎しゃらくさい女だなと思ってしまった。(墓場まで持ってかなきゃならない本音)

自分が感じたのは洋は健全な男子で恵美子に問題ありと捉えた。
70年代に18歳の少女が書いた文学らしいんだけど、頭の中はどうなっているのかと衝撃を受けました。
結果よければオーライなのでは。。謎が残る作品、あえてのスコアなし
abokado

abokado