結湖

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密の結湖のレビュー・感想・評価

3.8
レビュー書くの忘れてた。あんなに観たかった映画だったのに!そんでもって、とても良かったのに!
アラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)がナチスの暗号を解読する機械の発明を軸にチューリングの人生を描いた物語。
チューリングは数学の天才だけど、場の空気が読めず、コミュニケーションが取れない。おそらく、アスペルガーなんだろうなぁ。つまり、いい人なんだけど、少々面倒くさい人物です。
ベネさんはその繊細さと己の信念を曲げない頑固さを自然に表現していて、とても合ってました。
チームで孤立していくチューリングを支え、チームとの橋渡し役をするジョーン・クラーク(キーラ・ナイトレイ)が素敵な女性でした。
これほどの偉業を成し遂げながら、その人生は幸福とは言えず、チューリングの孤独がとても悲しい。
コンピューターの基礎を生み出した人物はコミュニケーションが取れなかったのかもしれないけど、今こうして使われているコンピューターで全世界の人と様々な意見を交換することができるってとても不思議ですよね。
2015/11/28:シネマサンシャイン大街道(字幕)
結湖

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