苺だいふく

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密の苺だいふくのレビュー・感想・評価

3.3
アラン・チューリングは、偉大ながらも非常に孤独で苦悩の多い人生を送っていた。
天才ゆえに周囲と噛み合わず嫌な思いをしたり、同性愛者だとバレないよう戦々恐々としたり。暗号解読に気づかれないよう、時には命の選別を行ったり。
観ていて心が痛くなる。

一方、彼の発明は戦時中には多くの人命を救い、現代のコンピュータに貢献した。
映画の中で彼は「普通」に憧れていたが、普通の人ではこの偉業は成し遂げられないだろう。

映画の最後に、彼の末路についてのテロップが入る。もう少し後の時代に生まれていたら、少しだけ生きやすくなっていたかもしれないな…

私が大好きな、キーラ・ナイトレイが出演していた。
彼女自身の雰囲気が聡明なため、今回の役も、同性の私から見てとてもカッコいいものだった。自らの頭脳を武器に自立しつつ、私生活も充実させる。すご。
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