marina

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密のmarinaのレビュー・感想・評価

4.9
ネタバレしないようにしていますが、知識なしで観たい方はご注意を!

大学受験直前期だった去年、どうしても劇場で観ることができなかった作品。基本劇場で観た作品を高く評価してしまうのだが、DVDしかもパソコンで鑑賞したのに鳥肌が止まらないくらい感動した。ベネが大好きだから贔屓していることは否めないが…関係なく久々に”人生の作品”に出会えた!

ベネ、キーラその他大好きなキャストも揃ってる!今までエニグマとかアランチューリングについてあまり知らなかったのだが、政府が隠していたこともあって今作で知った人も多いのではないだろうか。それでも十分楽しめるし、むしろ一層感動する。

私はあんまり戦争映画は好きではない。悲しいストーリーは好きだが、(後でじーんと浸るのが好き)戦争映画は後味が悪い。伝えるべきものはあるから重要なテーマであり、隠すことなく描くとは重要とも思うが。この映画は確かにドキュメンタリーのように戦争を描いているが同時に同性愛者についてや天才の苦悩、そしてコンピュータの元になった”クリストファー”の誕生、スパイも絡んだりしてそれだけで私の中では傑作。ストーリーも◎。アランチューリングの人生を美化しすぎることなく描いていて、いかに英国が彼に対して酷い扱いをしたかよく分かった。

たまらないのはクリストファーの止まる瞬間。来る!とわかっていながらもゾワっとした。第二次世界大戦の運命が決まった瞬間とも言える。それから大泣きしたのがチューリングの元に再開しにジューンが来るシーン。彼を本当に理解して支えられるのはジューンだけだし、彼女心から必要としているのはチューリングだけ。同性愛者だからとか関係なくちゃんと愛があって…。アランチューリングだけでなく数学者ジューンのおかげでたくさんの命や町が守られたし、今のコンピュータが誕生した。

この時代、彼の死はどうにもならなかった。同性愛者だというだけでわいせつ罪で罰せられた多くの犠牲も仕方なかった。そんなことで済まされる問題ではない。確かに課題はまだまだたくさんあるけど、性的マイノリティが差別されない世の中になるといいなぁ。切実に。

今年初映画、この作品でよかった!観てよかった!それからこれからのベネの活躍に更に期待です。♡