僕はジャックの邪な心です

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密の僕はジャックの邪な心ですのレビュー・感想・評価

4.5
”紐解くのは数字じゃない、彼の人間性という名の数学だ”

第二次世界大戦、イギリス。
小難しく言うと反知性主義なんて言葉がありますが、確かに嫉妬するぐらい彼は天才です。
でもそれは紙の上でしか発揮されない社会的適合力が全く無い孤独な男、そんな彼に恋愛対象が出来、彼女がナチスの超難解な暗号”エニグマ”を解く為には仲間が必要という事で統率力を高め、彼のある過去のしがらみからの”性癖”さえも愛してしまうのだが、天才ゆえに彼はそれを自ら放棄して行くという国は救えたが、結局1人だった悲しき1人の天才の物語でした。
彼は天才と言われますが、それは分野に分かれた天才だと自負しています、寧ろ謙遜して天才とは自ら思っておらず、数学が出来ればそれでいい、格好良い生き様です。
1つの事を好きでやり続ければきっと何かに結び付く、彼はそう言っている様にも思えた。

「人は何故暴力を振るうのか?それは他者を虐げて優越感に浸りたいから、だが快楽を得るのは一瞬だけだ、だから僕は暴力を快くは思わない。」