カント

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密のカントのレビュー・感想・評価

4.4
NHK・Eテレ「フランケンシュタインの憂鬱」でも取り上げられてましたね😉
「チューリング・テスト」の語源となったチューリング💡
私の娘から、アラン・チューリングに匹敵する日本人は?と質問されたので「西澤潤一✨」と応えてみたよ😄
(2019-6月)

…………………
それがイギリスのヤリ方かー!?(おかずクラブ)
尊大で無礼で痛快。
ウジウジしまくってる孤高の天才数学者アラン・チューリング教授。

1939年ドイツ軍の解読不能の暗号“エニグマ”
159の18乗の設定で、通常の解読方法では、一つの暗号解読に2000万年もかかる(絶望)

イギリスの本当の敵はドイツじゃなくて時間だった。
イギリス国民は餓死寸前。
アメリカが毎週10万トンの食料支援をしてくれるのに通信を傍受されてドイツのUボートに海上で撃沈されてしまう。イギリスもアメリカも、ドイツの暗号に翻弄されっぱなし。

一早くエニグマを攻略しなければ!

英国海軍デニストン中佐。
チェスの英国チャンピオンで、暗号解読リーダーのヒュー。
毎日変わる暗号に悪戦苦闘。

アランは、数学者でクロスワード・パズルが好き。暗号解読チームの不満を、チャーチル首相に直談判。チームの人事権を掌握して人選しなおす。
人選の方法は、クロスワード・パズル(笑)

個性的なスタッフを得て、アランはエニグマ解読マシン「クリストファー」を作り出す。
(※マシンに名前を付けるのは良い事だ。私のマシンはswitch-On✨)

エニグマの暗号を解読するまでが1つのドラマで…
本当の試練は、暗号解読後にこそ有る。

本来なら、暗号解読後を詳しく描写して欲しい所だけど…
それでも、解読に携わった人達のドラマが濃い。

頭脳戦、と言うよりは、技術開発の努力の賜物で!
自衛隊員よりは防衛大の面子に見て欲しい作品。
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追記。
2017年7月11日にルーマニアの蚤の市で100ユーロ(¥13000円程)で売買されたアンティークのタイプライターが実はエニグマ暗号機と判明!
ブカレストのアートマーク・オークションで落札されました。
価格は¥580万円🌀💦
蚤の市でエニグマ暗号機を見つけた人物は暗号学の教授。一瞬で価値を見抜いたんですね💡
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