このレビューはネタバレを含みます
これは、すごい映画だ。面白かった。ものすごく映画に入り込んでしまった。
エニグマを解読するまでに長い年月と苦労を費やし、遂に解読した喜びも束の間。
その後何が起こるか知ったチームの動揺、感情の爆発、論理、責任感全てがあの瞬間に集まり、手に汗を握った。
人は感情に強く左右され、そこを論理で冷静に受け止めれるアランの行動は立派だった。私がチームにあんなに親身にお願いされたら、ころっと電話してしまうだろう。
何か大きな大きな目標を成し遂げるためには、冷静であり論理的な目をいかなるときにも絶やさないことが必要不可欠なのだと、彼らを見て、はっとした。
目先の命を助けること、親戚の命を守ること、 相対的に被害の数を少なくすること、戦争の早期終結を優先すること
様々な難解すぎる現実と選択肢をかいくぐり、早期終戦にこぎつけた彼らのチーム、特にアランチューリングは偉大だ。
作中の
時に思いもよらぬ人が偉大な偉業を成す
というセリフが心に残っています。
アランは発達障害があると推測しますが、
それも個性であり、その個性があったことで成し遂げられた結果もある。
非常に説得力のある映画でした。最後のアランのホルモン投薬で自殺した件については、非常に悲しくなりました…まだまだ、認められるべき個性はたくさん存在するんだと思いました。
イミテーションゲーム、学びが深かったです。