このレビューはネタバレを含みます
自分が2年も刑務所に入ったら 「クリストファー」が没収されてしまうと 涙ながらにホルモン剤投与の道を選んだアランに言葉が出なかった。
寡黙なアランがクリストファーのことをどれだけ慕っていたかが痛いほど伝わってきて、もうただただ苦しい。多少分かってはいたけど、ここまで同性愛が理解されていなかっただなんて。震えながらホルモン剤投与を告白する場面、耐えられなかった。
キーラナイトレイとの心温まるやりとりがある一方で、残酷な場面も多かった。
お兄さんが乗っている船を見殺しにせざるを得なかった弟の姿も印象的でした。
英国にこんな歴史があったとは。
映像も美しく、イギリス映画らしい映画だったと思います。