おんちゃん

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密のおんちゃんのレビュー・感想・評価

4.0
「天才が故の苦悩、そして愛」


タイトルと映画の雰囲気だけ見ると
暗号解読に人生を捧げた話だけに見えるが
実際にこの話を見てみると
予想しているより重い話になってる。
第二次世界大戦でドイツに勝つ為に
暗号解読をする為、色んなものを
犠牲にした上での話の結末で、
世の中は『天才だから』と言った簡単な
言葉だけで片付けてしまうが、
当の本人の苦痛に満ちた人生には、
映画を見ていて本当に辛かった。

これは天才だから孤独だったのか、
孤独だから天才なのか、
常にこの世は一部の天才と呼ばれてきた
人物によって作られてきたわけだが、
その裏には沢山の苦悩や葛藤が
あったのか理解する必要があるのかもしれない。
しかし、希望のある言葉として、
「時として誰も想像しないような人物が
想像できない偉業を成し遂げる」
この言葉を大切に出来たらと思う。


<あらすじ>
1939年、イギリスがヒトラー率いる
ドイツに宣戦布告し、第二次世界大戦が開幕。
天才数学者“アラン・チューリング”
(ベネディクト・カンバーバッチ)は、
英国政府の機密作戦に参加し、
ドイツ軍の誇る最強の暗号【エグニマ】
解読に挑むことになる。
暗号解読に集められたのは、チェスの
英国チャンピョンなどの6人の天才達。
チームは暗号文の分析に力を入れる中、
チューリングは奇妙な機械を作り始める。
周りと違った行動をしていく中、
チューリングはチームの中で徐々に
孤立していくのであった。。。

[参考サイト]
http://imitationgame.gaga.ne.jp/sp/intro.html
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